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2017年12月 5日 (火)

■懐かしい小野比呂志先生の「たそがれ酒場」のスチール写真

~「新東宝70周年記念特集」を企画・選定で活躍した下村健さんから入手したスチール~

◆「酒豆忌」(中川信夫監督を偲ぶ集い)実行委員会のひとり,下村健さんから「たそがれ酒場」(内田吐夢監督)にピアニストで出演していた成城大学(当時)音楽教授・小野比呂志氏の貴重なスチール写真を送っていただいた。

06jpg☜奥のピアノ前の小野比呂志氏とバリトン歌手の宮原卓也氏、
手前は小杉勇氏と野添ひとみ氏

◆小野比呂志氏は私が疎開先から上京してきた高校二年生の時、音大に行きたいと言うので、父・林寛(本名:稲垣三郎)が俳優・高島忠夫氏から紹介して頂いた。当時、先生は下北沢に住んでいたので、玉電・世田谷駅から三軒茶屋駅経由で下北沢駅まで二年間、週一で通ていた。進路について音楽担当の先生に相談した。卒業後三年間、浪人修行はできないので音大を諦めて、普通の大学にゆくことになった。

◆この映画は大衆酒場の開店から閉店までの半日を限定して、そこに集う人間模様を描いた内田吐夢監督の帰国第二作。1955年(昭和30年)公開の新東宝作品。戦後の世相の縮図を鋭く映し出す。大衆酒場に繰り広げる人間模様をワンセットにし、《シューベルトやビゼーのクラシック音楽から軍歌、民謡、流行歌にいたるまで盛り込んだ音楽劇の趣もある。《グランド・ホテル形式》という実験的スタイルで描いた巨匠・内田吐夢の異色の野心作である。

◆出演の津島恵子、野添ひとみ、小杉勇、宇津井健、東野英治郎らに加え、バリトン歌手の宮原卓也が本格的な映画出演している。当時、成城大学の音楽教授をしていた小野比呂志氏がピアニストで出演してる貴重なスチール写真である。

◆内田吐夢監督は小津安二郎が敬愛する盟友であることから古石場文化センター『江東シネマプラザ』で上映作品に選定させていただいたこともある。

◆小野先生はナポリ音楽学院で学び成城大学の中等・高校の音楽教授に就いた人。今回、パパス・コーラスで歌った源田俊一郎編曲「二つのナポリターナ」は高校時代に「サンタ・ルチア」や「帰れソレントへ」など先生にイタリア民謡の個人レッスンを受けていたので、「たそがれ酒場」と共に懐かしい想いである。

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