原節子、幻の出演作品が発見された。戦中から多くのスターのマネージメントをしてきた、後に新東宝の取締役となる星野和平が監督の熊谷久虎を代表に立て、同じく監督の倉田文人、森永健次郎、俳優の佐分利信らと設立した芸研株式会社の第一回作品。当時星野がマネジメントを務めていた女優のトップである原節子を特別出演させている。女スリの原節子に満員の路面電車内でサイフをすられるという原節子との唯一の共演映画。また、原の実兄である撮影技師の倉田吉男はこの作品からキャメラマンとして一本立ちしている。