戦後大ヒットした映画『明治天皇と日露大戦争』(新東宝・渡辺邦男総監督1957年4月公開)について、朝日新聞の最新シリーズ記事「そこに、スターがいた{新東宝}編」(斎藤勝寿著)で取り上げている。若い頃から老け役専門で脇役を演じてきた父・林寛が陸軍第三司令官・乃木希典大将役の準主役で演じた映画である。渡辺邦男監督が新東宝の「天皇」大蔵貢社長の反対を押し切っての抜擢である。高島忠夫(乃木保典陸軍歩兵少尉)との乃木親子の場面で観客を泣かせてた。晩年になって父が役者として面目に応えた映画である。これに続いて『天皇・皇后と日清戦争』(並木鏡太郎監督・1958年製作)、『明治大帝と乃木将軍』(小森白監督・1959年製作)、いわゆる「天皇三部作」の乃木希典(まれすけ)役を演じた。